九州に熊(クマ)がいない理由とは?過去の目撃情報についても徹底解説!

こんにちは。
夏がすぎ、肌寒くなってくると熊のニュースが飛び込んできますよね。

・住宅街にクマが出没
・小屋に熊の立て篭もり

など、本当怖いな。。と思うニュースもたくさんです。

実は、九州にはクマはいません。でも過去にはいたんです。

なぜ?と思いますよね。

この記事は

・九州に熊(クマ)がいない理由
・過去のクマ目撃情報についても

についてまとめていますので、最後までご覧ください。

九州に熊(クマ)がいない理由とは?

九州にはツキノワグマがいた

元々九州にはツキノワグマがいました。もちろん目撃情報もあります。

ツキノワグマは、冬眠を控える秋にどんぐりなどをたくさん食べて蓄えます。

秋に熊の出没情報が多いのは、冬眠に備えて食べ物を探しているからなのです。

 

九州にクマがいない理由

簡単にお伝えすると、九州にはクマは以前いましたが

山林開発により、クマが好んで食べる広葉樹林が伐採され

住む場所・食べるものがなくなったことから絶滅に至ったと考えれらています。

広葉樹とは、ブナ・カエデ・クスノキ・さくら・けやきなど、葉が広く平たい葉っぱが多い植物。

九州では、山林開発が進み、針葉樹(スギ・ヒノキなど)の割合が多く、

それらは、クマの食べ物ではありません。

また、クマが大好きなドングリに至っては、

九州は気候によって、どんぐりが不作だった時もあり、個体数が減る原因でもありました。

1950年代にはツキノワグマの確実な生存情報が途絶え

2012年に環境省が九州地方の絶滅宣言をしました。

 

九州で過去のクマ目撃情報まとめ

①1987年:大分県で捕獲

1987年に大分県でツキノワグマが捕獲されました。
それ以降は、確実な目撃情報もありません。

また、その後捕獲されたクマの遺伝子を調べたところ、福井県〜岐阜県に分布しているツキノワグマの特徴を持っていたとのこと。

このことから飼育されたり、他の地域から持ち込まれたりした可能性が指摘されていました。

②1957年:大分県と宮城県の県境の山

1957年に大分県と宮崎県の県境の山中でツキノワグマの子熊の死体が見つかりました。

この熊は、九州に住んでいたツキノワグマです。

②明治〜昭和初期では50頭ほどのクマが捕獲

明治〜昭和初期にかけては、記録されいる部分で、50等ほどのクマが捕獲されているようです。

約100年前くらいはなりますが、その頃は熊も九州にたくさん生息していました。

九州では、熊みたいなものを見た!との情報も多い

過去には、クマ騒動もあった

2015年、福岡県と佐賀県にある脊振山の登山道で「クマのような動物を見た」と目撃情報がありました。

目撃現場の近くで採取されたふんを分析したところ・・

イタチの仲間である「ニホンアナグマ」のものだったことが判明。

ニホンアナグマは、大きい個体もいるとのことから、目撃者が見違えたのではないかと判断されました。

まとめ

今日は、九州にクマがいない理由について徹底的に解説していきました。

人工的な山林開発によって、住む場所・食べるものがなくなり、九州からはクマがいなくなりました。

日本の国土は、およそ4割にクマが生息しているのもあり、
・東北や中部地方では6割以上
・関東・近畿・中国地方で3割ほど
・四国は限られた地域のみ

このような状況だそうです!

環境省に絶滅宣言された九州でも、クマの目撃情報は寄せられることも未だにあります。

その場合は、正確な情報をしっかりリサーチしましょうね^^

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

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